メーデーとブラックバイト
・メーデー 「働く」をもっと考える 毎日新聞 2016年4月30日 東京朝刊
http://mainichi.jp/articles/20160430/ddm/005/070/065000c
→5月1日はメーデー。私の住んでいる横浜でもデモ隊が行進をしていました。
毎日新聞の社説に拠れば、「1886年に米国の労働者が低賃金と長時間労働の改善を求めてゼネストを行ったのが始まり」とのことです。
「ブラックバイト」という言葉が市民権を得た今、正社員だけではなく、非正規雇用の待遇改善が急がれます。
社説からも非正規雇用が全体の4割を超える今、組織率の低下が目立つ労組がこの時代にどのような役割を果たすか、試金石である、と締めくくられています。
求人媒体を事業とする会社に身を置く私も、業績や利益を追求する前に、募集内容や条件にウソはないか。「ユーザーファースト」を信条として持ち続けなければならないと痛感しています。
~他トピックスと気になる記事~
・新卒も中途も同じ?
http://www.sankei.com/smp/life/news/160427/lif1604270011-s1.html
→欧米には集団としての新卒にあたる言葉はない。
フレッシュマンという言葉は北米では寧ろ大学一年生を指すそうです。
・短期離職した人の辞めた理由ランキング、1位は?
http://s.news.mynavi.jp/news/2016/04/28/219/
→リブセンスさんの転職会議から。1位は「人間関係が不満」。2位は「時間外労働が多い」。
3位は「社風、体制に不満」。だそうです。
自分次第で変化できそうな要因ばかりですが…こんなはずじゃなかったという言葉は私には虚しく響きます。
・採用サイトの「求める人物像」はしょせん求人広告のキャッチコピー! すり寄っても効果はありません
https://news.careerconnection.jp/?p=23537
→こんなことは学生はわかっていると思いますが…
面接をしている私からすればリクナビやマイナビの記事よりも企業採用ページを読み込んで、
「社長に惚れました!」とか、「先輩社員の○○のエピソードが刺さりました!」、
何故ならば~と熱く語って貰う方がいいですね。
学生を喰いものにしようとする得体の知れないサービスが跋扈していることが学生の最大の不幸だと思います。
・生涯給料「東京都ワースト500社」ランキング
1億円未満2社、2億円未満が大半
http://toyokeizai.net/articles/-/116115?display=b
→「東京都に本社がある1575社の生涯年収を単純平均すると2億1825万円。生涯給料は2億円が一つの目安といわれるが、本ランキングで2億円を超えてくるのは429位。」
トップ500社ではマスコミ、金融、不動産が上位の主だった顔ぶれでした。TOP500位が大体2億5000万弱。この5000万の壁?が大きそうな気もしています。
何れにせよ「平均」なので。平均的な生き方がお好みの方には参考になるでしょう。