大野修一のみらい人事ブログ

求人・人事・組織についてニュースネタを元に綴ります。

京大総長とユニクロ社長のユニーク対談

日経ビジネスって凄いですね。

見出しも

『ゴリラ研究者と服の革命家、人材を語る』ですよ。興味そそりますよね。


ゴリラ研究者とは山極教授。

京大総長だそうです。


服の革命家とは柳井さんですね。

不勉強ながらジャスコ(現イオン)での勤務経験があること、初めて知りました…


異種格闘技のような対談は論点がズレたりして話が噛み合わないことも多いように思いますが、流石は知性溢れるお二人。面白い対談でした。


■ファッションも変化している


もともとは属するグループを表していた。

身分や階級、制服などが典型。

今は着心地や活動のしやすさ、自分らしさである。


■文化がぶつかることで新たな発想が具現化する


自由な服装の象徴がシリコンバレー、そして移民。異文化間のコンフリクトが産みだす創造性。

ジョブズはシリア系、セルゲイ・ブリンはロシア系。

ノーベル賞もアメリカはダントツ。


そんな中、京大も自由闊達な風土があるのでノーベル賞受賞者が多いとのかと。

なんでも権威的な東京との対比という説明は納得。

いい意味で東大に比べてゆるーいイメージを勝手ながら持っています。


■勝つのが面倒臭い?


そして話はさらに進み、人間がもともとは多産ゆえに集団で子供を育てる文化を築いてきたのに、今は少子化で親が子供の教育を全て引き受ける風潮にある。

そのことが、内に閉ざし、社会性からの忌避、ひいては競争からの忌避へ繋がっていると指摘しています。


結局、こんなに面白い対談が無料で読めてしまうということですよね。

改めてネットでの無形サービスをお金に換える難しさも感じた次第です。