「ポケモンGO」にみる日本企業のこれからの戦い方
「ポケモンGO」がアメリカで社会現象となっているようです。
現実世界を歩きながら、スマホをかざすと至る所に出てくるポケモンを捕まえて育てる?ゲームのようです。
これは「INGRESS」に似ているではないか!と思ったらやはりタッグを組んで開発したとのこと。
■禍福は糾える縄の如し
あれだけ叩かれ、終わったとみなされていた節もある任天堂が、再び脚光を浴びています。
株が急騰。約8ヶ月ぶりに時価総額3兆円に回復しました。
岩田前社長の急逝と、近々ではゲーム機販売の不振もあり、大変厳しい状況にあった任天堂ですが、これを機に業績も回復となるのでしょうか。
久々に日本企業が世界で流行を生み出すというニュースは嬉しいものです。
■日本が世界で勝ついつものパターンとキャラクタービジネス
高度成長期に日本企業が世界市場を席捲できたのは、主としてアメリカで先行開発されていた元々の技術をベースに改良や小型化、安定化、耐久性などを高める努力を行ってきたからと思います。
TOYOTAなどの日本車などが代表例です。
「ポケモンGO」も大枠としてはこの事例をなぞっています。
先行するアメリカの技術に日本独自の強みを付加し、市場でユーザーの支持を得ていくということです。
しかし過去の成功事例と異なる点もあります。
家電や車といったハードではなく、キャラクターというソフトで勝負をしている点です。
ポケモンやドラえもん、キティちゃんなどのキャラクター、アニメコンテンツなどクールジャパンと呼ばれる日本の優良な無形商材を、アメリカで先行している技術に載せる。
高度成長期の輸出モデルとはまた異なるモデルで世界市場を席捲する日本企業が出てきて欲しいですね。
まだまだイケるぞー!!我が日本。