大野修一のみらい人事ブログ

求人・人事・組織についてニュースネタを元に綴ります。

優良派遣事業者の認定制度ご存知ですか?

バイトルは五郎丸選手やリーチマイケル選手などラグビー日本代表選手をCMなどに起用しています。

今回リオでも7人制ラグビーが昨年W杯の南アフリカ戦ばりの感動的な戦いをしていました。最後はフィジーと南アフリカに屈しましたが、セブンズの勇姿に勇気を貰いました。

さて、派遣会社の格付けとでもいうべき、優良派遣事業者認定制度をご存知でしょうか?

厚生労働省の委託事業として2015年ひっそりと?スタートしています。

初年度は全国約83.000ある事業所のうち、説明会申込は250社程度。
実際に申し込んだのは99社。そして認定されたのは85社です。

この確率に照らせば85社は極めて優秀な派遣事業者で相違ないと思います。

審査項目も4カテゴリー、95項目と派遣事業所の業務が網羅されているようです。

大カテゴリー
1.事業体に関する基準
2.派遣社員の適性就労とフォローアップに関する基準
3.派遣社員のキャリア形成と処遇向上の取り組みに関する基準
4.派遣先へのサービス提供に関する基準

しかし決して「優良」ではないという見方をしている方もいるようです。
少しウイットな言い回しなのですが、つまり基準を満たしている派遣事業者は「普通」の事業者に過ぎないという見方です。

「優良」を「普通」にしていく。人材派遣事業や派遣社員の価値向上を目指して頂きたいと思います。

最後に、認定事業を受託しているのが、一般社団法人人材サービス産業協議会です。
7月下旬に今年度の認定のための説明会を実施しました。

昨年では社外への情報開示の項目が不十分な
企業が多かったようです。
今年度は改正法の実施状況、具体的には派遣社員メンタルヘルスの対応や教育研修機会の提供がポイントとなるようです。