マズい人事異動
長く一つの部署にいると弊害が大きいようです。
少し前の記事ですが、DIAMOND onlineに掲載されていました。
この記事の中では全てを握りつぶしてきた社長秘書、営業現場への異動に首を縦に振らない人事部員が登場をし、いずれも退社の道を選びました。
執筆者である山口博さんの実体験とのことです。
異動をしなければ専門バカや部門が伏魔殿になると指摘しています。
これは私にとっても耳が痛い話で、もう今の部署に6年はいます。
私の中でも相当長いと思っていますし、記事にあるようにひとところに居る事で、組織の代謝を阻害しているのではないかと感じています。
大企業では決められた出世コースというのがあり、営業から始まり、幾つかの部署を経て営業に戻る、よく耳にします。
効用はあるんですよね。
となると長く同一の部署にいるというのはやはり…となってしまいます。
ゼネラリストではなくスペシャリストなんです!というご意見もあるでしょう。
いずれにしても「専門バカ」と言われないようにすることが大切だと思います。
記事では異動にはタイプが五つあるとのことでした。
その中でも山口さんは「専門・連鎖型」というパターンが有効だと結論付けています。
1000人以下の規模の企業でも実施しやすい異動パターンとのことで、専門性を高めながら、異動を通じて専門外の知識、経験を積むことが一定以上のキャリアを築くポイントとしています。
キャリアも人脈も閉じすぎると良くないかもしれません。
可能性を信じるならば、勇気を振り絞り外に飛び出してみたいものです。
勿論今の部署でベストを尽くすことが肝心でしょう。良い転機は努力している人にしか訪れないものだと思います。