東洋経済の「貧困」記事はツッコミたくなって仕方ない
東洋経済の「ボクらは『貧困強制社会』を生きている」シリーズ。
今回読んだのは手取り15万円、持ち家でも苦しい45歳、ヒデユキさん(仮名)が主人公。
執筆しているのはジャーナリストの藤田和恵さんという方で、北海道新聞の記者の出だそうです。
どおりで文章が巧みで麗文とでも言うのでしょうか、まるで小説を読んでいるような感覚に陥ります。
話そのものもフィクション小説のようなストーリーなのですが…
http://toyokeizai.net/articles/-/131641?display=b
読んで頂くのが早いのですが、私はこのヒデユキさんのケースで言えば、「もう少しうまくやれないのですか?」と言いたいです。
もったいないなと。
藤田さんの記事からは仕事に対する責任感も熱く、手は緩めない。時間にも厳しい。マメ。真面目ということがわかります。
藤田さんも記事の中で言及しています。
不正義が蔓延る世の中を倦んだり、他人を恨んだりしてるから、現状から脱却できないのだと思います。
重要なことはゴール設定を見失わないことです。ヒデユキさんは正社員になりたい。
仕事ぶりが問題ないのはいいことです。
後は正社員登用の是非を判断してくれるキーマン、直属の上司に対して接触頻度を高め、信頼を得ることです。
とにかく「正社員になりたい」ゴールに向かってまっしぐらに進むべきです。
他の正社員は働いてないだの、世の中がオカシイだの、そんなゴタクを並べているヒマはないはずです。
違和感を覚えるのは東洋経済のタイトル。
「貧困強制社会」…
強制されているんでしょうか。
今回の記事は当人が貧困になるべくしてなってしまっているのではないでしょうか。