石田衣良さんと中村淳彦さんの対談 〜貧困の日本〜
アイドルグループ欅坂46のハロウィン衣装がナチスドイツを想起させるとい後ろの騒動。
米国のユダヤ系人権団体「サイモン・ウィーゼンタール・センター(SWC)」がソニー・ミュージックなどに謝罪を要求する事態になっていたそうです。
思い出したのがマルコポーロ事件ですね。
私は当時中学1.2年だったと思いますが強烈に覚えています。
ウィキペディアで調べたら、やはり当時もSWCの抗議を受けていたようです。
一部では戦後出版業界の最大のタブーとも呼ばれているようです。
さて、今日はDIAMOND Onlineの記事より、石田衣良さんと中村淳彦さんの対談を取り上げたいと思います。
ご存知、石田衣良さんは池袋ウエストゲートパークでTVのコメンテーターも多数勤められていて著名。中村淳彦さんも女性の風俗と貧困に焦点を充てたユニークな著作多数です。
流石に衝撃的な内容が多いのですが、まず石田さん。
日本は豊かだと考えている人は多いが、平均賃金で何が買えるか、韓国より2ランク下、スペインより1つ下とのこと。この表現が私気に入ったのですが、昼寝してセックスして会社に戻る国民より稼げていないと(笑)
笑えませんが…
このランクは何のランクかわからないのですが、購買力平価?年収ランキング?いずれも調べると結果が一致しないのですが…
さて、中村さんも沖縄では貧困層は中学生で違法店で身体を売り、18歳からはキャバクラ、売春から上がれるとその世界ではランクが上がる感じと述べています。
貧困に陥る女性が風俗産業に足を踏み入れるケースは相当あるようで、国に対しての怒りは伝わってきます。
風俗産業も働く人が増えすぎると当然需給GAPが生じることになります。
ここでも稼げない人達に対して、社会は有効なセーフティーネットを持っているのでしょうか。
最後に石田さんはポイントオブノーリターン状態の国の借金を嘆きつつ、国は敗戦直後の日本を再現させ、ハイパーインフレを発生させ、借金を減らそうとしているのではないかと指摘しています。
トンデモに聞こえるかもしれませんが、石田さんが述べておられるように今の国の財政状況は戦争中の日本と一緒。補給線は伸びきり、戦争の終わり方のイメージもない。
石田さんの警鐘に私はリアルさを感じてしまいます。
◾️国に騙されブラック企業へ!?絶望的な若者の貧困最前線
http://diamond.jp/articles/-/106379?display=b
(DIAMOND Online/2016.11.1)