大野修一のみらい人事ブログ

求人・人事・組織についてニュースネタを元に綴ります。

森下仁丹の本気度とミドルの転職

第四新卒って何だ!?


森下仁丹さんの採用ブランディング、とてつもなくうまいと思いました。


まず日経の記事で話題にし、翌日の日経で15段広告が炸裂!!


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15段広告はものすごく高いのですが、森下仁丹さんの本気度を感じます。


求人の仕事をしていると、やはり若い方が欲しいというお客様が多いですし、我々も「やはり若い方が欲しいですよね?」とやや誘導してしまったりします。

職業病か…


これには大きく二つの力学が働いていると思ってまして、一つは「若い方が伸びしろがあるし、コントロールしやすい」ということ。

もう一つが「ミドルで転職してくる奴なんか肩叩きにあった奴で使い物にならない」ということだと思います。


後者は語弊がありますが、本音という部分ではあながち間違ってはいないと思います。


話は変わりますが、パナソニックの社長に内定している樋口さん。


僕が「プロ経営者」になれた理由

という著書を出版されていますが、こんな人が労働市場にそうそういるハズがない!とみんな思っているワケですね。


確かに樋口さん程のキャリアを積み重ねてこられた方はいないと思いますが、森下仁丹さんのように40代・50代で有能な人が欲しいとオープンに世に問う会社もあります。


実際、今回の募集はやや話題先行で具体的な中身が分からない点がありますが、第四新卒特設サイトまで作って本気なことは間違いありません。


募集要項の福利厚生には人間ドッグも明記されています。流石、細かい。


http://www.jintan.co.jp/corp/recruit/daiyonshinsotsu/


働き盛りと言えば40.50代!

元気がないのはバブル世代は仕事ができないと蔑まれているからか、本当に仕事ができないのか。

いずれにしてもミドルが元気でなければ日本は先がないぞ!!


森下仁丹に続く会社は出てくるのか!?

期待と不安で胸がいっぱいです。