大野修一のみらい人事ブログ

求人・人事・組織についてニュースネタを元に綴ります。

育休復帰社員のマネジメント

村上春樹の小説は1ページも読んだことがない。

 

一冊もではないところに、私の微妙な感情が潜んでいるのだと思います。

 

大作家の作品をこの年に至るまで読んだことがない悔恨と、ノーベル賞いっつも取れないよねーという最低な読まない言い訳。

そうは言いながらも「騎士団長殺し」からそろそろ読んでみようかという誘惑…

 

さて、今日は一昨日の日経夕刊の記事から。

 

育休から復帰してくる社員はどこの会社も多いと思いますし、復帰後のマネジメントについては悩みの種だと思います。

 

記事では大手の取り組み、実践が取り上げられていました。

 

損害保険ジャパン日本興亜の木谷さんという方は課長で40名の部下を持ち、3名が一年以内の育休復帰者といいます。

 

木谷さんは積極的に声掛けをして子育て談義をするそうです。

ご自身は何と四児のパパだそうです!

実体験に基づいたアドバイスが武器とのこと。

 

特に男性上司の場合には、なかなか子育ての悩みなどは話してくれないとのこと。

従って此方からドシドシと話し掛けていくことが重要です。

 

取り上げられていたもうお一方はアサヒビールの部長で石井さん。

 

凄いのは敢えて育休復帰の社員を自部署に招くと言います。

理由は仕事に対して覚悟が決まってるから。

カッコいい!!

 

記事には育休復帰者に対する男性上司と女性上司の仕事の与え方の意識が浮き彫りになっているデータも掲示されていましたが、男性が意識し過ぎなのでしょう。

復帰者も腫れ物に触るような上司の対応力にヤキモキしているハズです。

 

仕事の負荷の掛け方はステップを踏んでいくに越したことはなさそうですが、復帰したからには他の社員と同列に扱って欲しい、仕事ぶりに期待して欲しい、認めて貰いたいという至極全うな育休復帰者の心情を汲む度量が管理職には求められそうです。