与信管理と求人営業
日曜の日経によればてるみくらぶの内定者に向けて合同面接会が行われたようです。
企業側は近畿日本ツーリストさんなど40社が参加。
内定者側は35人参加。報道では50名の内定者ということでしとから、参加率は高いのではないでしょうか。
そのてるみくらぶの2018入社の新卒採用の求人広告がギリギリまで掲載されていたことがネットで話題になっています。
ネット記事ではあえて求人広告を掲載することで会社の成長性や、財務の健全性を金融機関にアピールする「手口」とのこと。
プレエントリー止まりでその先の案内は学生にはなかったらしいのが救いか。
このニュースで思い出したのはアーバンエステートさん。埼玉県にある住宅メーカーで2009年に破産しましたが、私の記憶では破産時にも求人広告を掲載していたと思います。
この会社は求人広告の掲載以外にも、倒産するとわかっていたにも関わらず、新規営業をし受注していました。
元会長と元営業部長は詐欺罪で2013年に一審で実刑が出ています。
あまりに無責任ですが、倒産させまいと金策に走る身勝手さは今回のてるみくらぶと瓜二つです。
求人広告の営業は当然数字のノルマはありますが、それ以上に大切なことがあります。
ステークホルダーを第一に考えることです。
ユーザー、会社、株主、従業員、取引会社…
取り巻く全ての関係者がを顧客と考えるべきです。
経営が危ない、不透明な会社に対しての嗅覚を身につけておかねばなりません。
今回のニュースで改めて与信管理の大切さに気づかされます。