大野修一のみらい人事ブログ

求人・人事・組織についてニュースネタを元に綴ります。

過度な同質性は危険

女性限定の墓地ができているようです。

行き過ぎ感が半端ないですが、ニーズがあるのが凄いですね。

死んだ後に男性も女性もなかろうと思いますが、信心深い方もいらっしゃるんですね。

生身の人間(旦那さん?)は信じられないという死に方は幸せとは言いがたい人生だと思います。

 

さて、今日の日経朝刊で小さな記事でしたが、昨年のノーベル生理学・医学賞を受賞した大隅教授と池上さんの対談が掲載されていました。

対談テーマは「独創性の条件とは」。

 

大隅教授が「学問が成り立つと権威が生じる」と述べ、池上さんは「権威やヒエラルキーが生じ、打破する気概がないと太刀打ちできない」と応じます。

 

その上で、大隅教授は「同質の人だけでは、つまずいた時に一気に崩れる」と指摘し、「とがった人がどれだけ生まれるかだ」と述べます。

 

これは学問や研究の世界だけの話ではないと思います。

 

企業においても、不確実性が高い時代の中でイノベーションや、優位性をいかに創るかが問われており、人事戦略においても人材の多様性、ダイバーシティの重要性が高まっています。

 

しかし蓋を開けるとスローガン倒れになっている企業も多いように感じます。

 

日本の企業のマネジメント手法がチームとしての一体感や、同質性を重んじる傾向が強過ぎるのは中間管理職の力量の乏しさを象徴しているようにも思えます。

 

私自身、深く考えさせられる異能の二人の対談でした。