大野修一のみらい人事ブログ

求人・人事・組織についてニュースネタを元に綴ります。

DeNA南場会長の職業選択論

無料で偉大な起業家、経営者の話が聞けるならばなぁ〜というセコい考えで先週土曜日にわざわざ渋谷まで出てまいりました。


株式会社ライトマップさんが運営している、

『スタートベンチャーフェスティバル2016スプリング』に若手?社会人枠として参加してまいりました。


株式会社ライトマップ代表の鈴鹿さんはDeNAで8年間新卒採用に携わり独立されたとのことでした。


私の新卒採用に対する考えと、鈴鹿さんのオープニングのお話、僭越ながらも同じ課題を持っているなと共感した次第です。


さて冒頭の偉大な起業家、経営者とはDeNA創業者であり、現会長の南場智子さんなのです。

(タイトルで既出ですが…)


南場さんがこのイベントの基調講演をされるということで、これは滅多にない機会だぞ!と意気揚々と土曜の朝に渋谷まで出掛けたワケです。


1時間があっという間。それはまぁ楽しかったです。

サスガデゴザイマシタ…


ベンチャーを目指す、若手学生のために引き受けたと南場さん。


ベンチャー志望の学生を目の前にして、いきなり『ベンチャーだろうが大企業だろうが関係ない!大企業でもいいんだ!』と仰る(笑)


ともかく南場さんは若手の職業選択について時代のうねりを読みながら講演を展開されました。


これからは会社ではなくプロジェクト単位で仕事をする世の中になる。


世界中からベストな人材を集めて成功の果実を分け合う。

従ってプロジェクトに呼ばれる、デキる人材になっておく。

デキる人材とは・・・
達成できる人材かどうか。
前例、常識、上司に囚われず、自身の力で(戦略)を考え、実行し達成する。

デキる人材に成長をする環境とは・・・
1、純粋に目標(コト)に向かっているチームか。

2、起承転結があり、目標単位で仕事を任せられているか、しかも千本ノック。

3、まわりの人材のレベルが高いか
初速の角度が大事。

学生向けなのですが、社会人の私にも深く刺さりました。

特に3ですね。
初速が速ければ遠くまで行けるワケです。
初速の速さは周囲の人材のレベルで規定される。

私も「人材育成を如何に為すべきか」を管理職として突きつけられていますが、まず私自身が圧倒的に力がないと育たないですよね…

社内に閉じず、広く社外に出て、自分より優れた人に触れてみる。
改めて重要だなと、今回の講演会で認識しました。

肝心の職業選択においては自由であれと。
両親でも親友でもなく、自分が決めるんじゃ!という事でした。

ベースには日本の教育に相当の課題感があるようです。
是非、教育においても南場さんのお力を存分に発揮して頂きたいです。

最後にベイスターズの優勝は近いのか…
今年は既に遠そうですが。
南場さんですから儲かるチームにはすぐになるでしょうけども、権藤監督以来の日本シリーズ優勝は果たせるか。
此方も楽しみです。