大野修一のみらい人事ブログ

求人・人事・組織についてニュースネタを元に綴ります。

今日から就活解禁と言えども・・・

ホノルル国際空港がダニエル・K・イノウエ国際空港に改称された。

 

第二次世界大戦日系人部隊として従軍し、1962年に日系初の連邦上院議員として当選、以後アメリカ政界の重鎮として活躍し、2012年に亡くなられた。

 

あまり日本人でもイノウエ氏のことを知らない方も多いと思いますが、そこはハワイ大好き日本人。日本にルーツがあり、多くのアメリカ国民に愛された偉大な政治家の名前をホノルルに降り立つときに覚えて貰えば嬉しいです。

 

さて、いよいよ就活解禁!!

 

いよいよなのか、とシラケるぐらい選考はピークを迎えているはずですが、経団連加盟企業は今日から解禁となります。

 

様々な方面からこの茶番劇に対して厳しい指摘や嘲りに近い意見があると思います。

 

大手メディアも形骸化の懸念を指摘し続けていますが、なかなか変わりません。

 

ヤフー、ソフトバンク経団連加盟企業ながら、通年採用に踏み切っています。この流れが広がればと私は願っています。

 

就活解禁に関連して、今日の日経のコラム「春秋」の意見には大変共感しました。

 

今の企業の選考試験は骨がないとの指摘。

昔は筆記試験に論述式の問いが多くあったとのこと。現在は選考にかかる負荷からグループで討論させ、学生の考える力を見極めるが、難しいとのこと。

全く同感です。

時間が限られるグループワークでは 問いに対する答えの深さに欠けることも多いでしょうし、思考の持続より瞬発さに力点が置かれ過ぎるようにも思います。

 

今のようにリクナビマイナビなどのサイトで母集団形成をしなければならないので、論述式の筆記試験などできないという人事部の言い訳が聞こえてきそうです。

 

しかし、私が就活時に受けた講談社の試験では学生をビッグサイトに集めて論述式のユニークな問いが出た記憶があります。

それにしてもあの数の論文、誰がチェックしているんでしょうか。気になります。