メトロ売店で同一労働同一賃金訴訟
大学と一年間のフリーター時代に働いていたのが、東京メトロ駅構内にあるコンビニでした。
本郷三丁目の改札前にあった『メトロス』というコンビニでオープンから働いていました。
※現在は全てローソンに転換しています。
今回裁判が発生している理由は、駅売店の非正規の方と正規の方の仕事が変わらないのに不当に低賃金で働かされているということだと思います。
最近の同一賃金・同一労働、一億総活躍社会という流れの中で生じた裁判だと思ってしまあのですが、2009年に労組が結成され、既に何回か団体交渉もしているようです。
この裁判の報道に接したときに、なぜ?と同時にそうか。という妙な納得感を持ちました。
私はキオスクのような駅売店で働いたことはなく、コンビニでしか働いたことはありませんが、その時に感じたことを少しまとめたいと思います。
東京地下鉄の100%子会社のため、まず潰れることはない。
そのため、惰性で働いている社員の方が多いのかなという印象がありました。
(最も人生の転機になった素晴らしい社員の方がお一人いました。)
アルバイト・パートは給与が上がりにくい。
土日祝などは当時でも時給50円プラスでしたが、ベースを上げるのは難しいと思いました。
また、フリーターで長く働いている人でも社員転換はほぼないように思いました。
※最も10年以上前の話ですから、今はわかりません。
私もフリーターでそのままメトロコマースに入社することも考えましたが、前述の社員の方に色々とアドバイスを貰い、今に至ります。
メトロコマースのコンビニでフリーターとして過ごした一年間は、仕事の楽しさを覚え、今の社会人としてのベースとなったとても有意義な時間でした。
現在このような労働裁判を抱えていることに寂しさを感じるとともに、企業が置かれている環境が生み出す体質・風土の変革の難しさを痛感しています。
企業側、従業員側双方が納得する形で結審することを切に望んでいます。