奨学金肩代わりしますという企業現る!!
今日の日経WEB刊でさいたま市の企業が奨学金を返済している社員を対象に補助制度を開始するようです。
武蔵コーポレーションという収益用不動産販売の会社さんだそうです。
調べてみますと社長の大谷氏は東京大学ご卒業で三井不動産、2005年に起業。華麗なるキャリアな気がいたします。
本社はソニックシティですから、勢いあるベンチャーなんだと思います。
さて、今回の補助制度の対象となるのは学生支援機構や行政から奨学金を受け返済中の社員と今後入社してくる社員です。
対象は10名程度と記事に書いてありましたので、従業員80名(企業HPより)ですから10%強の方が対象になると思います。
支給上限は3万円、また期限を区切っていないというのは珍しい試みのようです。
当然企業側の持ち出しは多くなりますが、優秀な学生の確保や人材の定着に繋がる効果が大きいと見込んでいるようです。
奨学金に目を向けてみますと、今年公開された中央労福協(労働者福祉中央協議会)のアンケート調査によりますと、奨学金の借入総額は平均312.9万円。
34歳以下の2人に1人は奨学金制度を利用しており、返済について正規では37%、非正規では56%が「苦しい」と回答しています。
このような状況下で、今回の武蔵コーポレーションさんの試みは学生の注目、関心を惹く武器にはなりそうですね。
■参考記事
武蔵コーポ、奨学金返済を支援・人材確保狙う
http://mw.nikkei.com/sp/#!/article/DGXLASFB17H5C_X10C16A8L72000/
(日本経済新聞WEB刊/2016.8.18)