大野修一のみらい人事ブログ

求人・人事・組織についてニュースネタを元に綴ります。

糸は縦から横へ 〜大統領選挙の結果に寄せて〜

衝撃ですが、誰もが覚悟はできていた結果ではなかったでしょうか、


トランプ大統領…

悪夢が現実になった感があります。


先だってはブレグジットの件もあり、メディアの「下馬評」というものがいかにあてにならないかは皆学習していたはずです。


インターネットが既成のメディアを破壊すると言われて久しいですが、まだまだメディアの発信に影響を受けること多ではないでしょうか。


図らずも大統領選挙の結果は世論調査が都合よく、既成勢力の、アメリカ風に言えばウォールストリートの意向を反映したものであったかを露呈してしまったように思います。


この時流は4年の任期で終わりを告げるのか、はたまた一つの「時代」を作ってしまうのか、審判は後世の人間にしかわからないことでしょう。


今回の結果は二大政党制の終焉を告げることになるかもしれないと思います。

正確には「これまでの」二大政党制です。


つまり、共和党・民主党という政党という縦軸で割れていたアメリカが、貧富の差という人間が生きるためには最も重要な横軸が縦軸よりも優先されたからです。


世界において絶対的な存在であったアメリカの終焉を自国の選挙で表わした、とも言えましょうか。


その意味において、アメリカはやはり民主的、最良の民主国家であることを皮肉にも世界の人々に証明したことになったと言うのは言い過ぎでしょうか。